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プログラミング言語歴と、好きなプログラミング言語

2025-09-18

昔はいろいろさわって好みもあったけど、今はあまり特定の言語に執着がなくなってしまった…というのを昔を振り返りながら書いてみる。

はじめてのプログラミング

高校生のとき部活でゲームづくりのために Visual Basic 6.0 を触り始めたのが初めてのプログラミング経験だった。 ボタンなどのウィジェットをウィンドウに置いていくことで GUI が構築できて、初心者でも視覚的にわかりやすいのがよかった。 (当時は RAD とかポトペタとか言われてた気がする) 入力したプログラムの大文字小文字が間違ってても自動で直してくれる機能もあり、なかなかに便利だった。 そのうちスムーズに動くゲームを作りたくなって、VB のプログラムの性能がそれほど良くない点、また Windows の API を直接操作するのが難しい点がネックになり、大学にかけて C 言語 →C++のほうにいった。(VB で DirectX を使う方法もありはしたが…)

たしか当時 C,C++,Delphi, (もうちょっとあとで D 言語) あたりでゲームを作ってる人たちがいて、一瞬 Delphi も触ったけど結局 C 言語 のほうに行った。 C 言語 ポインタ完全制覇エキスパート C プログラミング: 知られざる C の深層あたりを読んで、基本的な考え方や、いわゆるハッカーノリを知ってプログラミングへの興味が深まった覚えがある。 C++は…最初の頃は better C として使いつつ、少しずつ赤い本やら青い本やらを読みながら、オブジェクト指向やテンプレートメタプログラミングを学んでいった。ゲームを実装する上では第一選択の言語と思いつつ、その「重さ」(コンパイル時間とか、言語仕様とか)が気になっていった。

学生時代

大学時代は C++をメインに使いつつ、それ以外の言語もちょいちょい触っていた。

Gang of Four のデザインパターン本とかも読んだけど、「なんかややこしいな~」という印象だった。 そのうち高階関数があたりまえに使えるようになると当時あったデザインパターンも一部不要になり、「高階関数みたいな、シンプルかつパワフルな機能はすごい」という気づきを得た。

社会人時代

その後社会人になって、さらにいろいろ触るようになった。ゲームそのものというよりはサーバやツール開発が中心だったが…

今とこれから

あれこれやってみて、結局どの言語にも好ましいポイント、好ましくないポイントはあって、それは単に言語や処理系だけじゃなくてツールや周辺の環境まで幅広く言えるし、時が経つにつれて自分も環境も移り変わっていくんだなという気持ちになった。

今は「この言語が好きで、こればっかり書きたい、なんでもこれで書きたい」という気持ちはあまりなくなり、「必要ならなんでも勉強して書くけど(幸い AI で勉強しやすい時代になってるし)、好ましい点が多いほうがいいし、できる範囲で好ましく変えていこう、それは言語だけがどうというよりは、もっと開発全体のバランスを好ましいほうに向けたい」という心持ちでいます。