Wildfireというゲームを遊んだ。
Wildfire は特殊能力をあやつってステルスする 2D アクションゲーム。 ステージがたくさんあり、1 つクリアすると次のステージが遊べるようになる。
敵に見られたり音を聞かれたりすると気づかれるので、それを避けるような行動をとるとステルスできる。 具体的には、草むらや段差、橋の下に隠れたり、走りや落下音が鳴らないよう歩いたり草むらに落下するようにしたり。
能力は 3 種類あって、最初は火だけ、あとから水、草も使える。
火の使い方や影響はいろいろある。
- 可燃物(草、橋など)を燃やす。
- 敵にぶつけて脅かす。
- ヤマネコ(においで追跡してくるので隠れても無駄で、めっちゃ強い)を怯えさせて、距離をとらせる(人間以外の生き物は火が怖いので。でも近づきすぎると襲ってくる)。
- 雪を溶かす。
- 暗いところで光源になる。敵の松明の火を奪うことで暗闇にして視界を奪う。
- 温度が上昇する。
Wildfire は能動的に敵を殺す術があまり無く、能力で直接できるのはせいぜい脅かすぐらい。 たとえば以下のようなことをやると殺せるけど、ゲームの達成項目に「不殺」というのもあって、 殺しまくりプレイはあまり推奨されていないように感じる。
- 火で温度を上げる。基本敵は火を見ると逃げるので閉じ込めるような場所がないとできず、あまり狙えない。
- 敵に物(死体とか)をぶつけると酸素値が減って、酸素値が 0 になると気絶する。気絶中に敵を水中に投げて窒息死させる。
- 高いところから落下させる。脅かしたり、橋を燃やしたり。
- スイッチで開閉するシャッターで挟む。
- 爆弾樽に火を付けると爆発して、その爆風に巻き込む。
ただ、自分のプレイでは能力のアップグレードを積極的には行わずに進めたので、 ちゃんと能力アップグレードを行えばもっと強力になるのかもしれない。
なめらかに動くドット絵のキャラクター、きれいな炎のアニメーション、 状況によってダイナミックに移り変わる BGM(敵に見つかると緊張感が出る)など、演出面はけっこう力が入っている。
ステルスプレイが主体のゲームをあまり遊んだことがないのだけど、割と楽しく遊べた。 能力やオブジェクトの相互作用がたくさん用意されていて、この場面ではこういうことをやれば切り抜けられるんじゃないかという方法を探していくのが楽しい。 気になった点としては、ステージ内でチェックポイントとオートセーブがあってリトライ時にステージ中から遊べるのだけど、 オートセーブの間隔がわかりづらくけっこう戻されることがあった。それでも最初からよりはだいぶましだけど。
クリアまでのプレイ時間はおよそ 7 時間だった。 ステージごとにサブ目標があったり、不殺、完全ステルス、仲間を全員助ける、リトライなしでクリア、スピードランなど直接クリアには関係ない項目もあって、 それらをすべて達成するのはかなり骨が折れそう。