自分はある主張 A を聞いた時、それの反対となる主張 B を「こういう意見もあるよ」って言いたくなるんだけど、それを言った時に「喧嘩売ってる?」というふうにとられることがあるな~ということに気付いた。 ほぼ 40 年生きてていまさらという感じだが…最近そういう事例があったということはなく、過去の人生を振り返って考えると、そういうことだったか~と気付いたという話。
自分はあまり自分の考えが正しいというスタンスはとっていなくて、「いろんな意見はあって当たり前」「完全な正解というのはなく、前提や条件によって良いと思える選択が変わるだけ」と思っている。 あと自分の性質としてそもそも最初から最良と思える選択を自信もって提供できることが稀であること(まあ優柔不断ではある)、なんか検討する時はいろんな視点からものを考えたほうが良い選択ができると思っていること、主流からはずれたアイデアを大事にしがちなこと、マクドナルド理論的な意味で雑でもアイデアはどんどん言っていくべきと思っているため、対立しやすい意見を言うことが多いのかもしれない。 そもそも自分の主張がスッと合意を得られないことも当たり前だし…
(話がそれるけど、「マクドナルド理論」という用語、マクドナルドに失礼な気がする)
「喧嘩売ってる?」側の気持ちとしては、自分の意見を否定された=自分を否定された=喧嘩売ってる、という受け取り方なんだろうかと思う。
当然意見そのものを、まして人を否定しているつもりはないのだけど、A という主張を強く信じている人に対して、「こういう意見もあるよ」という言い方は「うるせ~!知らね~!」となりそうな気もする。
特にその考え方が長年の経験や考察を経て構築されたものであれば、人生を軽んじていると捉えられるのもしょうがないかもしれない。
じゃあどうすればいいのか。最初は「なるほどね~」って言いつつ、「自分がそういう(両論おさえておきたい)考え方だとわかってもらう」のがいいかなと思う。
たとえば「一応 B という案も考えておきたい」「もし B という主張をされたらどう反論する?」みたいな言い方をするとか。
…という話を Claude に「批判的にみてどう?」と投げたら手厳しい話をされて涙目になった。 特に「自分は主張があるのに相手はフワフワしたことしか言ってこない!安全地帯から石投げてきてるみたいでずるい!」「相手は解決や合意を求めてるのに、あなたは議論そのものを目的にしてる」みたいな話をされて割と刺さった。
まあ難しいけど、やっていきましょう、人生。